英検2級対策|小学生の合格に必要な勉強法

英検 2級への挑戦。
「高校卒業レベル」と言われていますが、これはあくまで日本での基準。
海外駐在を経験して感じたのは、英語を母国語とする子どもたちはもちろん、第二言語として学んでいる子どもたちにとっても、英検 2級は高すぎるハードルではないように感じています。

だからこそ、日本の小学生が挑戦しても「無謀すぎる」というわけではなく、工夫次第では手が届く目標。
今回は、小2で合格した長男の体験から、小学校低学年でも英検2級を狙える方法をご紹介します。
目次
- 英検2級は「準2級の深掘り」
- Raz-Kids/Raz-Plusで 読む力と語彙力を底上げ
- 新しく取り入れた「ニュースを読む習慣」
- Chat GPTを「辞書/調べツール」として使う
- 初めての挫折「あと1問足りず不合格」
- 英検二級を通して得られたもの
- まとめ
英検2級は「準2級の深掘り」

一言で表すなら、英検2級は 準2級の深掘り。さらに 語彙力と知識力が必要になります。
そこで単語帳を買って、暗記にトライしてみたりもしましたが… 年齢的に、やはり単なる暗記は難しい。結局、一番効果があったのは 「本を読むこと」と「YouTubeを見ること」 でした。

むやみに暗記するよりも、どんな場面で使われているのかを映像や文脈とセットで理解する方が、息子にはしっくりきたようです。
Raz-Kids/Raz-Plusで 読む力と語彙力を底上げ
おうち英語をしている家庭でよく耳にする「Raz-Kids(ラズキッズ)、Raz-Plus(ラズプラス)」
「知識を経験と結びつける学び」との相性も良くて、日常生活で出てきた単語をRaz-Kidsで復習するなど、反復+実用のサイクルを作ることで語彙がどんどん増えました。
新しく取り入れた「ニュースを読む習慣」
英検2級からは、ライティングや面接で「自分の意見を伝える力」が一気に大事になりますよね。
そこで新たに取り入れたのが ニュースを読む習慣です。使ったのは、この2つの無料アプリ。
- News in Levels
- NHK Easy - Japanese Easy Level
英語と日本語の両方でニュースに触れることで、世界で何が起きているかを知るだけでなく「日本で話題になっていることと、海外で話題になっていることの違い」に気づくきっかけにもなりました。

正直、私自身も理解が追いつかないニュースが多く、息子に説明するのが難しいことも…
でも、無理に隠さず「ママもわからないから一緒に調べよう!」と素直に共有するようにしていました。
Chat GPTを「辞書/調べツール」として使う
「辞書としてAIを活用する」方法も、小学生の英検2級対策には非常に有効です。このような指示(コマンド)を入力して使用しています。
- 小学生向けにやさしい言葉で説明
- 日本語と英語の両方で意味を提示
- シンプルな例文つき
ただし、100%正しいわけではないので、辞書サイトや複数のソースとも照らしながら確認することを習慣に。

息子たちの場合、辞書を引くのを面倒くさがるんです。しかも小3/小1だと、まだまだ読めない漢字も。
初めての挫折「あと1問足りず不合格」

実はここで、初めての挫折も経験しました。「あと1問」というところで不合格…
親子ともにとても悔しい思いをしましたが、この経験が「次こそは!」という強い気持ちにつながりました。本人にとっても大きな心の成長になったと感じています。
そして再挑戦。
気持ちを切り替えて取り組んだことで、最終的に合格をつかむことができました。
英検二級を通して得られたもの
英検2級の対策を通して得られたのは「合格」という結果以上に、世界に目を向けるきっかけや、自分の意見を考える習慣でした。
小3になった長男、現在は準1級に向けて挑戦を始めています。

ちなみに本人曰く「準2級 → 2級に挑戦するときが一番難しかった」そうです。
合格した後に「合格できたのはお母さんのおかげ」と言ってくれたことがありました。普段あまり言葉にしない分、その一言が胸に残っています。親子で一緒に頑張った時間が、確かに絆を深めてくれたのだと思います。
まとめ
小学生で英検2級に挑戦するのは、簡単ではありません。
途中で悔しい不合格もありましたが、そこで得た気づきや成長は、合格以上に価値があったと感じています。
「おうち英語を続けてきたからこそ、挑戦できた」
「親子で一緒に取り組んだからこそ、最後までやりきれた」

「わが家の場合はこうだったよ」というリアルな声 が、これから挑戦するご家庭のヒントになればうれしいです。
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