都道府県と県庁所在地の覚え方|無料プリントと無料アプリ、家庭学習の工夫

海外駐在中でも、日本の学びを続けたい。そんな思いから始めた、わが家の“地理の学習習慣”。ただ覚えるだけではなく、生活の中で地理を使うことで、定着率がぐんと上がりました。

今回は、実際に使ってよかった教材・無料アプリ、そして男の子ママならではの試行錯誤をまとめます。

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目次

海外生活でも「日本の地理」は大切にしたい理由

海外に住んでいると、つい日本のニュースや地名が遠く感じてしまいます。でも、ずっとこんなことを思っていました。

「日本のことをきちんと知っていてこそ、世界を学ぶ意味がある」のでは?


ニュースや本の中で“長野県”や“福岡県”という言葉を聞いたとき、息子たちが「どの辺だっけ?」とピンとこない様子に気づいたんです。

そんなとき、「今のうちにしっかり地理を覚える習慣をつけよう」と決意。ただ暗記するのではなく、身近な話題とつなげながら学ぶ工夫を始めました。

使った教材と家庭での工夫

まず最初に取り入れたのは、「都道府県のお話47」という、各地の特色を物語や絵で楽しく学べる絵本。対象は、3歳~小学校低学年。

 

全ページカラー印字で、読み聞かせにも一人読みにもおすすめです◎



日常の遊びとして「日本地図パズル」「都道府県かるた」などの定番 知育玩具も取り入れました。


長男(当時小2)がハマっていた10分で読める伝記シリーズ」をきっかけに、「野口英世の出身地=福島県」を地図で探したり、「どんな山や川があるのか」を一緒に調べたりもしました。


最初は聞き流しているようで、「ちゃんと聞いてるのー?」と思う瞬間も多々ありました(笑)でも、ある日ふと「福島って猪苗代湖があるとこだよね」と口にしたのを聞いたとき、「あ、つながってる!」と実感。

机上の暗記だけで終わらせず、「ストーリーで覚える」のが、地理学習を楽しく続けるコツだと感じています。




知識だけではなく、座学も取り入れています。無料プリント(ちびむずドリルを印刷し、夏休みを利用して暗記も頑張りました。親も一緒に暗記することで、男子の勝負心にに火をつけています。

都道府県と県庁所在地、それぞれ 5枚ずつ印刷


日本の地理(都道府県・県庁所在地・地方区分)のテスト
日本の代表的なお祭りや伝統行事のテスト
日本の地理についてのテスト

この“手を動かす学び”が、記憶の定着にとても効果的でした。



さらにリビング・廊下・トイレなどには学習ポスターを貼って、常に知識が目に入る環境に。わが家は、花まる学習会のポスターを使っています。

無料アプリも活用、スキマ時間を地理タイムに

海外生活では、日本の教材が手に入りにくいことも多いですよね。そんなときに助かったのが、無料アプリです。わが家で使っているのはこちらのアプリ↓

あそんでまなべる 日本地図パズル

あそんでまなべる 日本地図パズル

Plus Inc. (Japan)無料posted withアプリーチ

 

あそんでまなべる 旧国名パズル

あそんでまなべる 旧国名パズル

Plus Inc. (Japan)無料posted withアプリーチ

 

アプリ学習は、“すきま時間に気軽にできる”のが最大のメリット。ちょっとした移動時間に「1問だけやってみる?」と声をかけると、ゲーム感覚で取り組んでくれます。

日常生活にも「地理を使う」チャンスがたくさん!

勉強というより、“話題づくり”として地理を取り入れるのもおすすめです。たとえば——

  • 「このお米、どこの県でとれたんだろう?」
  • 「この魚、海のある県っぽいね」
  • 「いちごって寒いところでも育つのかな?」

 

うちの息子はリアクション薄めのタイプで(笑)、「ふーん」と聞き流しているように見えるのですが、ある日突然「静岡ってみかんで有名だよね」と言い出したりして、こっそり覚えていることに驚かされます。

海外生活での地理学習を続けるコツ

海外では、四季や風土が日本と異なるため、「日本の地理」をリアルに感じにくいこともあります。それでも、少しの工夫で“日本とつながる”時間を作れます。

おすすめは——

  • 📖 本やニュースに出てきた地名を、その都度地図でチェック
  • 🗾 白地図ポスターをリビングに貼る(自然と視界に入る)
  • 🧩 アプリやカードゲームで、繰り返し復習
  • 🎯 定期的に「都道府県クイズ大会」を開催(家族で対戦)


海外にいても、日本のことを語れるように。「知っている」から「使える」に変える学びを、家庭で少しずつ積み重ねています。

地理を学ぶことは、単に地名を覚えることではなく、自分のルーツを知り、世界を理解する第一歩。

「海外にいても、日本の学びを止めない」その小さな積み重ねが、子どもの中に“日本を語れる力”を育ててくれるはずです。


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