小学生の算数学習｜思考力が伸びる家庭学習法とおすすめ教材
tenchan1014
わが家の小学生（小3と小1）は、家庭学習を中心に算数の思考力を育ててきました。その理由は、ずばり「授業でじっと先生の話を聞くのが苦手だから」。
そこで今回は、理系母の目線で「小学生の算数の思考力をどう伸ばすか？」という視点から、実際に使ってよかった教材・アプリ・YouTubeチャンネルをまとめて紹介します。
息子たちのリアルな家庭学習記録です。「どんな教材が合うの？」「家庭で思考力を伸ばす算数ってできるの？」と悩む方のヒントになれば嬉しいです。
この記事は、息子たちの学習が進み次第、随時更新していきます。リアルな成長記録として、時々のぞいていただけたら嬉しいです。
目次
- 就学前｜「数って楽しい！」を感じる算数の入り口
- 小1〜小2｜「考えるクセ」を身につける時期
- 小3｜計算力＋思考力のバランスを意識
- 無料教材もフル活用！
- 中学受験も視野に｜大手塾の公開模試で実力チェック
- まとめ｜思考力を伸ばす算数は「合う教材」から
就学前｜「数って楽しい！」を感じる算数の入り口
この時期は、たし算・ひき算だけでなく、かけ算やわり算の“土台”となる数のイメージづくりが大切。まずは「算数は面白い」という気持ちを育てることを意識しました。
アプリ：Think!Think!（スタンダードコース）
息子たちの算数好き・思考力好きは、このアプリから始まりました。
図形やパズル、論理問題をゲーム感覚で解けるので、「考える＝楽しい！」という感覚が自然に身につきます。
月額450円のスタンダードコースを利用。3分で1問という短さも、小学生の集中力にぴったりでした。
YouTube：Numberblocks（英語）
英語と算数を同時に楽しめる、思考型の学びにぴったりの番組。数の概念をキャラクターで理解できるので、低学年でも「数の構造」を感覚的に学べます。
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グローバル兄弟育成ログ 
参考書：天才脳ドリル（入門・初級）
アプリ＋紙教材を組み合わせることで、思考の定着力がぐっと高まりました。迷路やパズル形式の問題を通して、算数の思考力を遊びながら鍛えることができます。
空間把握・仮説思考のワークを使用しました。「天才になれそう！」という魔法の言葉でやる気アップ（笑）
参考書 きらめき算数（1〜2年、2～3年）
思考力系といえば、SAPIXのきらめき算数！
低学年から「考える」習慣をつけたいと思い、1〜2年生レベルからスタート。
問題の切り口がユニークで、大人でも「うーん…」と悩むこともしばしば。2〜3年生レベルに進むと、少しずつ自分ひとりでも解けるようになってきました。
Excel自作プリントで計算力もアップ
実は、公文を検討した時期がありました。
ここだけの話、「これくらいの計算問題なら、家でもできるのでは？」と思い、自作プリントを取り入れることに。
Excelのランダム関数を使って、毎朝ランダムな問題を自動生成。「Uknow.AI（旧CheckMath）」で採点すれば、一瞬で丸つけ完了！
算数の思考力と同時に、計算スピードも自然に向上しました。
小学生の算数家庭学習｜ドリルの選び方＆続けるコツ
中学受験ありきではなく、“好きと得意を伸ばす家庭学習”に、10年向き合ってきたえびてんが、実体験ベースで役立つ情報をお届けします。 幼児期の計算練習、どうしています…
小1〜小2｜「考えるクセ」を身につける時期
小学生低学年では、学習習慣と同時に「じっくり考える力」を育てたい時期。英語の算数動画も、算数の思考力＋語彙力を伸ばせる一石二鳥の方法でした。
アプリ：Think!Think!（プレミアムコース）
月額980円で問題の幅が一気に広がりました。
立体図形や空間認識など、より高度な算数的思考力を養う良問が多数。兄弟で取り組めるアカウント共有機能も◎です。
YouTube：Numberblocks（英語）
年齢が上がるにつれて内容も少しずつ変化が。たとえば「2×2×2＝8」のような立体的な数の概念も自然に登場。
息子たちは、見ながら真似してブロックを並べてみたり、数字の関係性に気づいたりと大活躍でした。
小学生の算数家庭学習｜ドリルの選び方＆続けるコツ
中学受験ありきではなく、“好きと得意を伸ばす家庭学習”に、10年向き合ってきたえびてんが、実体験ベースで役立つ情報をお届けします。 幼児期の計算練習、どうしています…
YouTube Scratch Garden（英語）
こちらの番組もハマりました。
数字や図形の概念が体に染みこむような仕掛けに夢中！数字の順番、表や概算などのテーマも息子たちは楽しく見ていました。
参考書 天才脳ドリル（中級）
入門・初級に続き、「中級」も引き続き。
パズル的な要素や図形のイメージ力を問う問題が増えてきて、より考える力が求められる内容に。
難しい問題にぶつかっても、親が横でヒントを出したり、一緒に考えることで「考える楽しさ」を実感できるワークです。
参考書 きらめき算数（3〜4年）
1〜2年のときに手応えを感じた「きらめき算数」。引き続き3〜4年レベルも使いました。
思考力を鍛える問題が多く「パッと見てすぐに解けない」問題がちょうどいい刺激に。
親のサポートが必要な問題もまだありますが、だんだんと自分で読み進めて取り組めるようになってきたのが嬉しい成長ポイント。
参考書 最レベ算数問題集（2年）
ハイレベやトップクラスなど、似たような問題集がたくさんありますが、本屋さんで中身を見比べて「基本＋良問」のバランスがよかったこの最レベを選びました。
がっつりやり込むというより、教科書のながれに沿ってササっと取り組むスタイルで使いました。
海外で学んだ「シンガポール算数」
マレーシア滞在中に出会った「シンガポール算数」は、思考力を鍛える宝庫でした。図で考える「モデル図（bar model）」を使う学習法は、今でも応用しています。
日本でも取り入れられる教材が増えているので、小学生の算数思考力を深めたい家庭にはおすすめです。
小3｜計算力＋思考力のバランスを意識
小3になると、文章題や図形など「考える力」を必要とする問題が増えます。ノートに途中式を書く習慣をつけ、「読む力」も同時に鍛えることを意識しました。
参考書：最レベ算数問題集（3年）
基本と応用のバランスが絶妙。
塾なし家庭学習でも、小学生の算数の思考力を十分に鍛えられます。
参考書：マスター1095／サイパー（単元別）
計算力を強化するために、四則演算が安定してきたタイミングで導入した一冊。
Excelでの自作プリントはそろそろ手間がかかるようになってきたので、思い切って既製品に切り替えました。1日あたり見開き1ページのペースで、淡々と継続しています。
専用のノートを1冊用意して、暗算に頼りすぎず、ページ・問題番号を正しく書き写すこと、途中式をしっかり書くことを意識して練習中です。
ほかにも好評の計算ドリルもいくつか試してみましたが、わが子にはちょっと合わず… 見た目や問題の配置、進め方など「相性」って大事だなと実感しました。
参考書 サイパー（単元別）
「苦手単元をピンポイントで復習したい」ときに便利。一冊あたら660円、問題量は少なめです。
参考書：きらめき算数（4〜5年）
文章題が増えても、考えるクセが育っていれば自力で挑戦可能に。思考力系の問題にも前向きに取り組めるようになりました。
思考力系の問題でも、自力で考えるクセが少しずつ育ってきた手応えがあります。
チャレンジ教材｜算数オリンピック・キッズBEE
思考力を試したい子にぴったりなのが、算数オリンピック・キッズBEE。過去問に取り組むだけでも、「発想力」と「粘り強さ」が育ちます。
ファイナルにはあと1問届きませんでしたが、挑戦経験そのものが財産です。
四谷大塚｜予習シリーズ
冬休み用に購入した予習シリーズ。
市販のワークでは少し物足りないなと感じていたので、公式サイトから購入で 1,540円（送料別）
サラッと総復習だけでなく、しっかり考える良問（実践問題）も入っています。
無料教材もフル活用！
Z会のおためし教材
比較的やさしめなので、1学年上を選んで「良問」に挑戦。
図形の極み（体験版）
Think Thinkが好きならハマるであろう問題集。
７級までの内容を体験できました。タブレット学習もあるので、Think Thinkからこちらに切り替えようか検討しましたが、時間と手が足りず断念（涙）
数の極み、中学生の図形・代数の極みも気になってます。
中学受験も視野に｜大手塾の公開模試で実力チェック
中学受験も見据えて、学習塾の公開模試を一般性として受験しています。
年に2～3回ほど。家庭学習組でも「偏差値」「全国順位」「理解の定着度」がチェックできて便利！
オンライン講義がついてくる場合もあり、塾選びのヒントにもなっています。
まとめ｜思考力を伸ばす算数は「合う教材」から
「難しい問題＝良い教材」ではなく、「その子に合っているか」が何より大切。無理なく続けられることが、小学生の算数思考力を伸ばす最短ルートです。
教材は定期的に見直し、楽しみながらアップデートしていくのがポイント。わが家でも今後も学びの変化に合わせて更新していく予定です。
家庭でできる算数学習でも、思考力を伸ばす工夫はたくさんあります。今日から「考えることを楽しむ算数」を、親子で始めてみませんか？
