英検対策にも!『The Cat in the Hat’s Learning Library』絵本レビュー

おうち英語歴10年。英語が得意でなかった私でも、兄弟をバイリンガルに育ててきた経験から、今日から始められる実践法を紹介します。 ▶ プロフィールはこちら


おうち英語でよく登場する英語絵本 “The Cat in the Hat's” シリーズ。

わが家でも英語多読の入り口として取り入れました。楽しく読むことの継続が、結果的に英検合格にもつながったと感じている絵本です。

リズミカルでクセになる文章が、英語初心者でも楽しく読めるのが魅力なんですよね。

目次

「The Cat in the Hat’sシリーズ」とは?

The Cat in the Hat's は、Dr. Seuss(ドクター・スース)が手がけた人気シリーズ。

愉快なネコのキャラクターと、韻を踏んだリズム感ある英文が特徴で、英語の音やリズムに自然と触れられます。

タイトルThe Cat in the Hat’s Learning Library(Dr. Seuss Science)シリーズ
作者Bonnie Worth(ボニー・ワース)ほか
出版社Random House
アメリカ
対象年齢4〜8歳
語数約1,000〜1,500語
ページ数約45ページ
文体韻を踏んだリズミカルな文体で、読み聞かせにも最適。イラストも豊富で楽しく読める。

子どもがケラケラ笑いながら読んでくれるので、読み聞かせしているこちらも楽しくなります。

「The Cat in the Hat’s Learning Library」タイトル一覧

The Cat in the Hat’s Learning Library


赤白のシマシマ帽をかぶった人気キャラクター The Cat In the Hat's が案内役となって、地球・宇宙・動物・環境など、さまざまな科学のテーマをわかりやすく紹介しています。

動物・生き物全般(10冊)


身近な犬や猫から、サバンナやジャングルの動物・恐竜まで、楽しく英語で学べるシリーズ。

生き物の特徴や分類を、リズムのある言葉とカラフルな絵で紹介しています。

動物・生き物全般 タイトル一覧

  • If I Ran the Dog Show — もし私がドッグショーを開いたら(犬の種類と特徴)
  • What Cat Is That? — どんなネコ?(ネコの種類)
  • If I Ran the Horse Show — もし私が馬のショーを開いたら(馬の種類)
  • Oh, the Pets You Can Get! — 飼えるペットいろいろ(身近な動物)
  • A Great Day for Pup! — 子犬のとっておきの日(動物の赤ちゃんたち)
  • Is a Camel a Mammal? — ラクダは哺乳類?(哺乳類の特徴と分類)
  • High? Low? Where Did It Go? — 高い?低い?どこへ行った?(カモフラージュ・擬態)
  • Out of Sight Till Tonight! — 今夜まで見えないよ!(夜行性動物)
  • Once Upon a Mastodon — 昔々マストドン(古代の哺乳類)
  • Oh Say Can You Say Di-no-saur? — ディノサウルスって言えるかな?(恐竜の世界)

海の生き物(4冊)


魚・クジラ・貝・サメなど、海の生き物たちのくらしや体のしくみをわかりやすく紹介しています。

海の生き物 タイトル一覧

  • Wish for a Fish — 魚に願いを(海の生き物の世界)
  • A Whale of a Tale! — クジラの大冒険!(海の哺乳類)
  • Hark! A Shark! — ほら!サメだ!(サメの種類と特徴)
  • Clam-I-Am! — クラム・アイ・アム!(貝や海辺の生物)

鳥・爬虫類・昆虫(6冊)


虫や鳥、カエル、カメなど、小さな生き物たちの成長や生態が楽しく学べます。

鳥・爬虫類・昆虫 タイトル一覧

  • Fine Feathered Friends — 羽のある仲間たち(鳥の世界)
  • Who Hatches the Egg? — だれが卵をかえすの?(卵と孵化のしくみ)
  • Miles and Miles of Reptiles — は虫類がいっぱい(ワニやカメなど)
  • On Beyond Bugs! — 虫のずかん(昆虫の世界)
  • My, Oh My — A Butterfly! — あらまあ、蝶々だ!(蝶の一生)
  • Would You Rather Be a Pollywog? — おたまじゃくしになってみる?(カエルへの変化)

植物の仕組み(3冊)


木の名前、植物の成長、熱帯雨林の生態系などを通して、自然のつながりを感じられる内容です。

植物の仕組み タイトル一覧

  • I Can Name 50 Trees Today! — 今日は50本の木の名前が言えるよ!(木の種類)
  • Oh Say Can You Seed? — 種(シード)ってなに?(植物の発芽と成長)
  • If I Ran the Rain Forest — もし私が熱帯雨林を運営したら(生態系と保全)

地球環境・気候・地理・宇宙(6冊)


砂漠や氷の国、天気や宇宙まで、地球規模のテーマを子どもにもわかりやすく紹介しています。

地球環境・機構・地理・宇宙 タイトル一覧

  • Why, Oh Why, Are Deserts Dry? — どうして砂漠は乾いているの?(砂漠の環境)
  • Ice Is Nice! — 氷っていいね!(北極・南極・氷の世界)
  • Oh Say Can You Say What’s the Weather Today? — 今日の天気を言ってみよう!(天気と気象)
  • There’s a Map on My Lap! — ひざの上の地図!(地図と地理の基本)
  • There’s No Place Like Space! — 宇宙ほどステキな場所はない!(太陽系と惑星)
  • Safari, So Good!— サファリ最高!(アフリカ)

人体・社会・技術(4冊)


身体のしくみ、発明の歴史、選挙やお金のことまで、社会と科学の基礎が学べる人気の内容です。

人体・社会・技術 タイトル一覧

  • Inside Your Outside! — 身体の中をのぞいてみよう(人体のしくみ)
  • Oh, the Things They Invented! — 発明ってすごい!(発明家と技術)
  • One Vote, Two Votes, I Vote, You Vote — 1票、2票、私が投票、あなたが投票(選挙のしくみ)
  • One Cent, Two Cents, Old Cent, New Cent — 1セント、2セント、昔のセント、新しいセント(お金と経済)

英検対策に The Cat in the Hat's が使えた理由

「英語絵本って難しそう…」という家庭でも安心!

The Cat in the Hat’s Learning Libraryは、おうち英語を始めたばかりの子どもにも丁度いいレベルです。

  • 絵で内容が理解できる
  • フォニックスの音に自然に触れられる
  • 初めての英語多読にも◎

 

英語のハードルが下がり、「もっと読みたい!」を引き出してくれます。



また、このシリーズが支持される理由は「英語を学ぶ」というより「英語で世界を知る」感覚で読めるところ。たとえば――

「選挙とはどうやって行われるの?」
「卵とニワトリ、どっちが先?」
「なぜ地球はあたたかいの?」


科学や社会のテーマを、リズムのある文とイラストでわかりやすく描いてくれるので、理科や社会が苦手でも自然と知識が身につく工夫がされています。

One Vote, Two Votes, I Vote, You Vote


わが家でも、息子(当時小2)が英検準2級に挑戦するときに知識を深めるためにこのシリーズを活用しました。

なかでも「選挙(Voting)」をテーマにした本は本当に秀逸!



小さい子に「選挙とは何か」を説明するのは難しいのですが、この本は投票の仕組みをやさしく、楽しく理解させてくれました。

学校での学級委員や発表会の役決めなども“vote”という表現を使う場面があり、息子にとっては「ただの暗記」ではなく「使える英語」になった瞬間でした。

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購入方法・まとめ

The Cat in the Hat’s Learning Library(Dr. Seuss Science)シリーズは、Amazon や Book Depository、楽天などの洋書ショップで購入可能です。

単行本もあるので、まずは好きなジャンルの内容を1冊読んでみるのがオススメです。

 

絵本で科学の入り口を英語でのぞいてみませんか?好奇心の芽が、きっとぐんぐん育っていきますよ♪